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概要

月刊ぷらざ6月号

 せっかく伊豆に来たのだから、名物のそばを食べようと入ったのは『禅風亭なゝ番』。看板メニューの「禅寺そば」をオーダーすると、程なくして器とともに立派な生わさびが載ったお盆が運ばれてきた。「ご自身ですりおろすことで五感で味わって頂けたらと思いまして。持ち帰り用の袋もつけているので、茎はご自宅で調理してみて下さいね」 と、お店の方がレシピの書かれた紙も渡してくれた。おろしたてのわさびは爽やかな辛味がツンと鼻に抜け、そばの風味を引き立てる。多彩な薬味で味の変化をあれこれ楽しんでいると、あっという間に完食してしまった。食後のそば湯が優しく体中にしみ渡り、幸せな余韻に浸る。 店を後にし、お次は食後のデザートを求めて『甘泉楼』へ。ここは老舗宿『新井旅館』の一部で、3つのテナントが入ったお土産処。その中にあるわさび専門店『亀屋』の豆腐ジェラートが気になり、後で食べようと決めていたのだ。カップに盛られたジェラートに、その場ですりおろした生わさびを添えてくれる。さっぱりとした甘みに程よい刺激が絶妙にマッチして何とも清涼な後味。延々と食べていられそう…。惜しみながら最後の一口を平らげた。独とっこ鈷の湯修善寺温泉発祥の地。この地を訪れた弘法大師が、桂川で病気の父の体を洗う少年の姿に心を打たれ、仏具の独鈷杵(どっこしょ)で岩を砕き、霊泉を湧き出させたと伝わる。(見学自由※入浴不可)元祖 禅寺そば(生わさび付) 1,260円すぐ近くには無料の足湯も。日ひ枝え神社もとは修禅寺の山王社(鎮守)であり、弘法大師の建立とされる。境内には樹齢800年の夫婦杉の大木や県指定天然記念物の一位樫(いちいがし)がそびえ立つ。(境内自由)禅ぜん風ぷう亭ていなゝ番ばん看板メニューの『禅寺そば』は「もりそば」と「とろろそば」の2種類が楽しめるセット。農家から直接仕入れる生わさびが丸々1本ついており、おろしたての爽やかな辛味が味わえる。(伊豆市修善寺761-1-3/10:00?16:00/木曜休/TEL.0558-72-0007)根元が繋がった夫婦杉は「子宝の杉」とも言われ、縁結びや子宝祈願に多くの人が訪れる。51ぷらざの旅静岡県中伊豆の旅